令和8年10月15日

株式会社ジェイトラスト様 システム開発事例

1日あたり約40件の物件情報の入力から利回り・想定売却価格の収益シミュレーションまでを効率化し、仕入れ判断の迅速化とノウハウの社内蓄積を目的とした「物件収益シミュレーションシステム」を開発・実装しました。

株式会社ジェイトラスト様 システム開発事例

不動産売買事業を手がける株式会社ジェイトラスト様に対し、物件情報の入力から利回り・想定売却価格などの収益シミュレーション、検討履歴の蓄積までを一元的に行える「物件収益シミュレーションシステム」を開発・実装しました。

既存のツールに業務を合わせるのではなく、同社独自の業務フローや収益計算の考え方に合わせたオリジナルのシミュレーションを一緒に作り上げることで、仕入れ判断のスピード向上と、仕入れノウハウを社内の共有資産として残す仕組みづくりを目指した事例をご紹介します。

プロジェクト概要

  • クライアント: 株式会社ジェイトラスト様
  • 開発内容: 不動産売買業務に特化した、物件収益シミュレーションシステムの開発・提供
  • 主な機能:
  • 物件の基本情報の入力・一元管理
  • 利回り・想定売却価格などの収益シミュレーション(同社独自の計算ロジックに対応)
  • 物件ごとの検討履歴・判断基準の蓄積と社内共有

導入前の課題:1日40件の物件情報と、収益シミュレーションにかかる時間

── システム導入前は、物件の収益シミュレーションをどのように進めておられ、どのような点にお困りでしたか。

株式会社ジェイトラスト:システム導入前は、1日あたり40件程度の物件情報を取得しており、それぞれの物件についてExcelに基本情報を入力するだけでも、多くの時間と手間がかかっていました。

また、物件ごとに利回りや想定売却価格などの収益シミュレーションを行う必要があり、情報の入力から収支の試算まで、一連の作業に時間を要していたことが課題でした。

── そのときの社内の状況やご検討の経緯を、もう少し詳しく教えていただけますか。

株式会社ジェイトラスト:物件の仕入れ業務では、良い物件を見極め、スピーディーに判断することが重要です。そのため、情報入力や収支計算にかかる時間を削減し、より多くの物件を効率的に検討できる体制を整える必要がありました。

また、今後の事業拡大を見据え、単に担当者の作業負担を軽減するだけでなく、物件の収益性を迅速に判断できる仕組みを構築したいと考え、システムの導入を検討しました。

パートナー選定の決め手:「できない」と簡単に判断しない姿勢

── 他の選択肢もある中で、Irwin&coにご依頼くださったのはなぜでしょうか。

株式会社ジェイトラスト:弊社の不動産売買業務に合ったシステムを構築できることに加え、こちらの要望を柔軟に取り入れていただけたことが大きな決め手となりました。

特に、担当者の方が不動産業務に関する知識を積極的に理解しようと努めてくださり、弊社独自の業務フローや収益計算の考え方に合わせた、オリジナルのシミュレーションを作成していただけたことに魅力を感じました。既存のシステムに業務を合わせるのではなく、弊社の業務に合った仕組みを一緒に作り上げていただける点が、依頼を決めた理由です。

── 最終的に決め手となったのは、どの場面でしたか。

株式会社ジェイトラスト:弊社がシステム開発に関する知識や、実現できること・できないことの限界を十分に理解していない中で、さまざまな要望をお伝えした際にも、できないと簡単に判断するのではなく、実現できる範囲で最大限対応しようと取り組んでいただけたことです。

こちらの要望を一つひとつ丁寧にくみ取り、どうすれば実現できるのかを真剣に考えていただく姿勢に信頼感を持ち、依頼を決断しました。

感じた価値:業務効率化と、「自社の仕入れの特徴」を共有資産に

── 何に価値を感じて、ご依頼いただいたのでしょうか。

株式会社ジェイトラスト:特に価値を感じたのは、物件情報の入力や収益シミュレーションにかかる時間を削減し、物件の仕入れ判断を迅速化できることです。また、各物件の検討履歴や情報をシステム上に蓄積できる点にも大きな価値を感じています。

単に日々の業務を効率化するだけでなく、過去にどのような物件を検討し、どのような基準で仕入れの判断を行ってきたのかを、社内の共有資産として残すことができます。

今後、中途採用や新卒採用によって新しい社員が入社した際にも、蓄積された情報を通じて、弊社がどのような不動産を取得し、何を重視しているのかという「自社の仕入れの特徴」を理解しやすくなります。目先の業務効率化にとどまらず、将来的な人材育成やノウハウの共有にもつながる点に、システム導入の価値を感じています。

導入後の変化:運用の定着が、効果を最大化する鍵

── 導入後、業務はどのように変わりましたか。

株式会社ジェイトラスト:システムの導入後、すぐにすべての業務が効率化されるわけではなく、社内の担当者がシステムの操作に慣れ、日常業務の中で積極的に活用する習慣を身につけるまでには、一定の時間が必要だと感じています。この点については、システム自体の問題というよりも、社内での運用や定着に関する課題だと考えています。

一方で、システムを継続的に活用し、業務に定着させることができれば、物件情報の取得後に行う基本情報の入力から収支計算、仕入れ判断、仲介会社などへの返答まで、一連の業務スピードが大幅に向上すると期待しています。

今後は、社内での活用を促進し、システムを日常業務に定着させることで、導入による効果を最大限に引き出していきたいと考えています。

今後の展望:事業の成長と組織の判断力を支えるシステムへ

── 他の開発会社やツールと比べた違いと、今後システムに期待されることを教えていただけますか。

株式会社ジェイトラスト:最も違いを感じたのは、不動産業務への理解を深めようとする姿勢と、弊社独自の業務に合わせたシステムを構築していただける点です。不動産売買では、物件ごとに収益性の判断基準やシミュレーションの考え方が異なるため、一般的なツールでは対応しきれない部分もあります。そのような中で、弊社の要望を柔軟に取り入れ、実現できることを最大限追求しながら、弊社に合った仕組みを一緒に作り上げていただけることに、大きな価値を感じています。

今後は、さらなる業務効率化を進めるとともに、物件情報の取得から収支計算、仕入れ判断までのスピードを向上させ、より多くの物件を効率的に検討できる体制を構築していきたいと考えています。また、物件ごとの検討履歴や判断基準を蓄積することで、将来的には新入社員の教育にも活用し、弊社独自の仕入れノウハウを社内で共有できる仕組みにしていきたいと考えています。

単なる業務効率化のためのツールではなく、弊社の不動産事業の成長を支え、組織全体の判断力や対応力を高めていくシステムへと発展させていくことを期待しています。

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